Think
与えることと受け取ることは、1枚のコインの裏表のようなものです。あなたは気軽に人のために何かをしてあげられますか。そして抵抗なく人の好意を受け取ることはできますか。
他者の役に立てば経つほど、私たちの幸福感は大きくなっていきます。
「情けは人のためならず」の正しい意味を知った時は驚いたものです。また、映画「ペイ・フォワード」(2000年)も”善意を人へまわす”という話でした。
前回の5.意義を見出すも同じでしたが他人のために行動することは非常に意味あることです。
一方で、「人のため」と大義名分を掲げてしまうこともあるのではないでしょうか。
「こんなことを言うのは君の為を思ってのことだ」、みたいなことを言った、言われた経験はないでしょうか。
これをシャハーがどのように説明するかは分かりませんが、エクスキューズが入っている時点で思いやりとはかけ離れたものだと思います。
つまり、確かにその助言や意見は意味のあることだとしても、「こんなことは言いたくはないけれど・・・」と前置きが入ることで責任を他者に押し付けてしまっています。
これは思いやりの助言ではなく無責任なだけです。
人のために何かをする、それも見返りを求めるでもなく、責任を放棄するでもなく、しかも他者の役にたつ。
意外と難しいですね。
「気軽に人のために何かをする」はちょっと宿題にしたいと思います。
一方で「人の好意を受け取る」については、やはりいろいろな人のおかげて今の自分があると思います。
別に仕事だから、義務だからではなくいろいろ+αの好意をいただいています。
もしかしたら自分の何気ない行動も他人からは「気軽に何かをしてくれた」と評価されているのでしょうか。
そうであればよいのですが・・・。
「思いやりの瞑想」
この章のもう一つのポイントは人の為に何かをしたことの反応をきちんとイメージすること。ひとつは1.感謝するから始まる「今日、感謝すること」もそうですが、具体的にイメージすることが重要です。
言葉だけの感謝や思いやりではなく、イメージを持つこと、それから本当に他人の役に立てたことを確かめる(実は迷惑がられていないか?、と・・・)ことを実践してみたいと思います。
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