2016/10/01

秋の白馬岳テント旅(DAY-1)

久しぶりのテント泊、北アルプスの白馬岳に行ってきました。

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日本アルプスへの初見参が白馬(しろうま)岳であった人は少なくないだろう。高峰へ初めての人を案内するのに、好適な山である。大雪渓があり、豊富なお花畑があり、眺望がすこぶるよい。私の知人で、この頂上から生れて初めて日本海を見たという人もある。 登りに変化があってしかも易しく、道も小屋も整っている。コースもいろいろあって、正面の大雪渓から登り、帰りは北行して白馬大池を訪うもよろしく、南行してわが国最高の露天風呂白馬鑓温泉に一浴するのもおもしろかろう。健脚の人は、更に後立山連峰へ足を伸ばすもよし、 中から黒部谷へ下るのも興味がある。いずれにせよ、白馬岳は、槍ヶ岳と共に北アルプスで最も賑わう山である。 ーー深田久弥『百名山』
相変わらず天気の悪い週末、燕岳からの縦走にするか白馬岳にするか、南アルプスの荒川三山にするか悩みに悩み・・・深夜バスのキャンセルの出た白馬で決定。

2泊のテント、だけ考えていたのでまあどこでもよかったのだけど、荒川三山は帰りを考えると車になる(ちと遠い)、燕は南に抜けて徳本峠から新島々に降りるルートに行きたいのだが川の増水が心配、なら交通手段の整っている白馬にしてみよう、と安易な思考。

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今回は車ではなく、新宿のバスタから深夜バスです。

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アルピコのバスは座席間の間隔もあるので毎日あるぺん号より随分楽で。
まあ行き先からして登山系の乗客ばかりですがもう少しするとスキー客で溢れるのかな。

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コースは栂池高原からまわるか、白馬駅で乗り換えて猿倉にあがるか。
まあどうせなら端っこから、ということで今回は栂池高原から登ってみる。

天気が良ければ不帰のキレットを通って唐松まで行ってみるのだがこの天気でしかも平日では万一のリスクが高いので素直に諦める。

直前まで天気予報とにらめっこしていたけど3時間おきに変わるので今回は悪天候体験ツアーと割り切り。
紅葉?なにそれ?
懸念は2日目が嵐の予報だが・・・。

バスは6時前に到着するけどロープウェイは7時から(通常は8時から)。
チケット乗り場があくまでぶらぶらと時間つぶし。

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ロープウェイに乗ると・・・残念ながら雨。

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ゴンドラに乗り換えも・・・雨。

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ゴンドラを降りると一瞬だけ晴れ間が、しかしすぐパラパラと降ってくる。

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天狗原に着く頃には降ったり止んだり。
暑くはないのが幸い。

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最初のピーク、乗鞍岳。
特に何もなし。

女性二人組に追い越されるがやけに速い。
以外とすごい人だろうか。

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白馬大池が見えてくる。

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山荘、外のトイレとも綺麗なところ。
先ほどの女性二人組が休憩室にいるが・・・ザックの中身がほぼお菓子だった模様。
まあ楽しみ方は色々だろう。

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テント場。
水は無料だったが雨水を消毒したものだった。
あまりじゃぶじゃぶというわけにはいかない。

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小蓮華山への稜線。
まあ雲がでてしまうとどこの山もそう大差はないね、と負け惜しみ。

本当はここから絶景が始まるのだがー。

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時折雲が切れる。
いい景色だ。

好天では逆にこの景色は見れない。
複雑な気分。

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小蓮華山に着くと雨も止むが、風が強い。
北岳もそうだが3,000m級の 稜線での強風は侮れない。

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雲が切れてくると目指す白馬岳が見えてくる。
遠いように見えるがあと1時間。

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振り返れば雲海に浮かぶ稜線。
いつもは賑わうだろうルートもかれこれ2時間以上一人。
この景色を独り占め。

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あともうちょっと山頂・・・と思ったらここで雨。

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なんてこったい。
雨風が強いので写真だけ撮ってさっさと進む。

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要塞のような白馬山荘が見えてくる。
が、テント場がないので通過してその下にある頂上宿舎へ。

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なぜこの近い位置に2つも小屋があるのか微妙に謎ではある。
頂上宿舎は白馬村営なので、まあなんというかお役所的な雰囲気を感じる。

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テント場は1,000円、トイレは微妙な感じだけど水は汲み放題。
売店・レストランが営業していないのでテント場受付で多少購入ができるぐらい。

山小屋補給前提でくるとちと面倒だったかもしれないが、まあ特に問題はなし。

今日は平日で天気も悪いので7張りと空いている。
この後は天気も崩れてきたので後はひたすら寝るだけとなりました。

主な装備

ザック:blueice/Yeti45、patagonia/LW Travel Mini Hip Pack
ウェア:MountainHardWear/エステロロングスリーブジップT、finetrack/スキンメッシュ、patagonia/GI III Zip-Off Pant
インサレーション:Millet/ESTARIS DOWN JKT、mont-bell/スペリオダウンパンツ
レインウェア:MHW/Cohesion Jacket v3、mont-bell/レインダンサーパンツ、TNF/
HYVENT Short Gaiter
靴:montrail/Trans Alps Outdry

トレッキングポール:LocusGear/CP3
テント:PUROMONTE/VL-25
シュラフ:ISUKA/Air280、ISUKA/ゴアテックスシュラフカバー ウルトラライト
マット:SEA TO SUMMIT/ウルトラライト インサレーションマット
水:Platypus/ビッグジップLP 1.5L
だいたいいつも通りだけど、小物類を減らしてみる。
天候が悪いので半袖はやめてロングスリーブ。
トレッキングポールがLekiからLocusGearへ。
マットは外付けをしたくなかったのでSEA TO SUMMITのマットへ。

外付けなし、水を入れて12kgというところ。
小物系でモバイルバッテリーとか文庫とか折りたたみ傘が重いかも。

これでインサレーションがもう1つ増えるとイエティでは辛くなってくるかもしれない。
ハードシェル常用するようならレインウェアの代わりにスペースはできるが。。。

この先の季節にザックがもう1つ必要だろうか、と自己弁護が始まる時期。

(続きはこちら)

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