日程は二泊三日のテント泊。
荷物はなるべく減らしてBW10kgぐらい、初日の移動は2時間というちょっと贅沢な日程です。
DAY-1:芦安〜広河原〜両俣小屋、曇り時々雨
初日は雨。
予報では曇りだったけど、残念。
広河原へはタクシーを使ってさっさと移動。
話を聞いていると釣りの人が多いみたい。
山の人は広河原からそのまま北岳へ。
北沢峠行きのバスで野呂川出合へ。
帰りもバスになったらチケットとかどうするのだろう、と思いつつ林道歩きを始める。
今回はいつものスポルティバ・トランゴアルプではなく、モントレイルのトランスアルプス。
歩き始めてすぐ軽さに感動。
荷物が軽めなこともあって下りぐらいは走ってみるけど膝も問題なし。
退屈な林道歩きの最後は野呂川沿いを歩く。
ここは気持ちいい道だなあ。
釣りだけでくる人がいるのも納得出来るぐらい川も綺麗。
受付をすませてあとはもう寝るだけ。
時刻10時前。
なんと贅沢な。
仮眠をして起きたら周囲はテント村。
どうやらトレランレースがあるらしくこの日は林の中に設営。
周りも関係者っぽい。
気になったのが背中の蒸れ。
ブルーアイスはどうしても背中の通気性が悪いので、通気性がよいはずのコヒージョンv3でも背中の湿気が抜けずにそのまま結露したような感じ。
まあ走ったりして発汗量が多かったせいかもしれないが。
DAY-2:両俣小屋〜三峰岳〜間ノ岳〜北岳山荘、曇り
2日目も相変わらず曇り。
両俣小屋から仙塩尾根(仙丈から塩見結ぶ長い尾根道)に登る。
1時間ぐらいだけど朝一にはなかなか応える。
仙塩尾根はしばらくは樹林帯を進む。
小屋で聞いた通り所々倒木で塞がれているのでちょこちょこ時間を取られる。
お山は相変わらず雲。
稜線に出た。
南アルプスの絶景が!・・・のはずが見慣れたガス。
そして西からの強風がすごい。
三峰岳の手前が妙に険しい道。
と思ったら道じゃなかった。
これ落ちたら危なかった。
濡れた岩場だけどトランスアルプスは特に問題なし。
アッパーが防水素材で固めなのと、グリップがあるので助かった。
みぶだけと読むが変換できない三峰岳。
標高2,999mと惜しい。
こっちが本来来るはずの道。
間ノ岳までは1時間、まだまだ雲。
そして今日初めて人に出会う。
たぶん24時間ぶりに人と会話。
間ノ岳山頂、突然到着。
日本第3位!
山頂には雪渓も残っているが、広い山頂がさっぱり見渡せないし寒くてしかたないので岩陰に隠れて休憩。
都会だったら完全に不審者。
キタダケソウなのか、似ているっぽい花として知られるハクサンイチゲなのか。
もうキタダケソウのシーズン終わったと言われたけどどっちなのだろう。
さて北岳山荘までもう一息、嵐の中を進む。
ちょっと風が収まると暑い、風が吹くと寒いと面倒な天気。
雷鳥保護のカゴ?小屋?を観ながら。
北岳山荘に到着。
下界は晴れみたい。
そういえば昨日のラジオでは甲府は晴れと言っていたな。
汗をかいたので靴を乾かして例によってお昼タイム。
東野圭吾の「赤い指」を持ってきました。
夜はかなり冷え込んで、翌日聞くところでは氷点下だったとか。
頭痛がしたのは高山病かと水を多めにとったけど本当に寒かったらしい。
DAY-3:北岳山荘〜北岳〜広河原、快晴!
3日目。ついに!
晴れた!
3日ぶりの太陽!
朝3時に起きたらみんなで同じ方向を向いてる不思議な光景。
混む前にテントをたたんで北岳に向かう。
昨日はガスだけだった間ノ岳。
この景色が見れなかったとは、またここに来る理由に十分だ。
日本で2番目に高い場所。
つまりここより高いのはあそこしかない。
北には槍ヶ岳が見え、周囲は甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳、間ノ岳、鳳凰三山を見下ろすこの光景を言葉にはできないなあ。
朝から貧血気味で登りが辛かったけどがんばった甲斐があった。
さあ、ここからが長い下り。
そして3日かけて2時間ほどしかない晴れの稜線歩き。
まずは北岳肩の小屋まで。
人が多い山のせいか道がたくさんあってよく分からない。
まだ貧血が治らないのだが、マダムがすごい勢いでくだっていく。
足元は・・・地下足袋?
肩の小屋ではワンツーを1枚に。
ここはトイレがある意味有名だったけど、今はバイオトイレでとても綺麗。
でも水場がトイレの下にあるらしく煮沸要らしい(北岳山荘はポンプで汲み上げてる)。
肩の小屋からはしばらく稜線の下り。
道はしっかりしているので軽く走ってみたり。
そして草滑りから始まる下りの道が長い。
時折花畑があると思わず足を止めてしまうのでなかなか進まず。
まだかー・・・とうんざりしながらようやく白根御池。
このままいけば朝一のバスに乗れるなあ、と思ったけど誘惑には勝てず休憩タイム。
500円と高価だが景色付きのアイスと思おう。
この後もひたすら下り下り下り。
もう永遠に終わらないんじゃないかと思うこの道が南アルプスの醍醐味だろうか。
まだ2回目だけど。
最後はつり橋から北岳を振り返る。
が、雲でした。
残念。
2回目の南アルプス、日本第2位と3位の高峰、45リットルでの二泊三日といろいろ新しいことには取り組めけど、やはり天気がもったいなかったなあ・・・と残念無念。
天気が悪くて北岳に登れない時もあるそうなので、それでも最終日に登れたので良しとしよう。
今回の主な装備
イエティは容量の割に小振りと言われるけど、ミレーのサースエフェーと比べるとパッキングしやすかったです。
サイドポケットがないのは好み分かれるところだけど、ハイドレーションにしてしまえばそれほど気にならず。
ザック:blueice/Yeti45、patagonia/LW Travel Mini Hip Pack
ウェア:Millet/BREVENT ZIP、Teton Bros./Big Wall 3/4 Pant、Bridgedale/Endurance Trekker
インサレーション:Millet/ESTARIS DOWN JKT、mont-bell/スペリオダウンパンツ
レインウェア:MHW/Cohesion Jacket v3、mont-bell/レインダンサーパンツ、TNF/
HYVENT Short Gaiter
トレッキングポール:LEKI/micro vario carbon
テント:PUROMONTE/VL-25
シュラフ:ISUKA/Air280
マット:EVERNEW/EXPマットUL120、mont-bell/U.L.コンフォートシステムパッド90
水:Platypus/ビッグジップLP 1.5L
イエティの45リットルザックに2泊3日装備。
補給は水とビールのみ(あとソフトクリーム)ぐらい、食事は全部フリーズドライでした。
エバニューのマットが意外とかさばるんですよね。
大型ザックならくくりつけてしまえばいいけど、結構邪魔というか目立つ。
エアマットのみにするか、山と道の薄いマットにしてみるか悩みどころです。
テント:PUROMONTE/VL-25
シュラフ:ISUKA/Air280
マット:EVERNEW/EXPマットUL120、mont-bell/U.L.コンフォートシステムパッド90
水:Platypus/ビッグジップLP 1.5L
イエティの45リットルザックに2泊3日装備。
補給は水とビールのみ(あとソフトクリーム)ぐらい、食事は全部フリーズドライでした。
エバニューのマットが意外とかさばるんですよね。
大型ザックならくくりつけてしまえばいいけど、結構邪魔というか目立つ。
エアマットのみにするか、山と道の薄いマットにしてみるか悩みどころです。
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