都内から片道約200km、東北道を使って３時間ほどかかるのでなかなか遠いです。
那須の歴史や伝説を書きだしたら、この短い文章には入りきらぬだろう。それほど古くから広く知られた地名である。もちろんそれは那須野の方だが、その広々した量を除外して那須岳は考えられない。那須岳はその裾野によって生きている。
ーー深田久弥「日本百名山」「那須岳」という山はなく、茶臼岳・朝日岳・三本槍岳・南月山・黒尾谷岳の五峰からなります。
メジャーなのは茶臼岳・朝日岳・三本槍岳の３峰で、この縦走や秘湯「三斗小屋温泉」へのルートが人気です。
一方で茶臼岳はロープウェイの山頂駅から往復１時間半もかからないのでお手軽ハイキングコースだったりもします。
しかし強風で知られる山のため、あまりに軽装で行くのは危険・・・とのこと。
今日はこのロープウェイの山麓駅前からスタート。
まだ営業していないので（６時前だし）、トイレも使えません。
初のブルーアイス・イエティ＆パーゴワークス・スウィング。
イエティはパッキングをうまくしないとどうもぽちゃっとします。
道路わきの登山道というか散策路で少し上にある「峠の茶屋」へ。
たぶんあれが那須岳。
ちかっ。
10分ほどで登山口のある峠の茶屋。
パッキングをしなおしてみたが、うーん。
原因は後で判明、コンプレッションが１箇所結ばれていなかった。
登山口。
行ってきます。
事前情報で雪はないとのことでしたが、北側斜面はちょっとだけ残ります。
すぐに樹林帯を抜けます。
硫黄の香りが漂い、ここが火山であることを思い起こします。
こんなごつごつした光景は今まであまりなかったかな。
５月だというのにほとんど緑がありません。
右手にはこれから登る朝日岳。
見た目はすごいけど登りやすい山でした。
最初のポイントの避難小屋が見えてきました。
ちょっとだけ雪渓を渡ります。
怖いらしい。
「峰の茶屋」、今は避難小屋になってます。
剣ヶ峰・・・は登山道が巻いてます。
これを登るとしたら大変だった。
結構ごつごつした山で、鎖もあったりして楽しいのですが、子どもの足だとちと大変。
うーん、あそこまで登るのか。
と思ったらその奥の道は普通に登れるのでした。
朝日岳の分岐。
右の稜線は三本槍岳へ、往復２時間ぐらい。
左は三斗小屋温泉。往復２時間半ぐらいかな。
初日は三本槍岳に登って三斗小屋温泉に泊まり、二日目に茶臼岳に行くコースができると楽しそうです。
目指す朝日岳。
このあたりから風が強くなります。
今までの 無風ぶりが嘘のよう。
朝日岳の山頂。
あまり広くはないです。
朝日岳、という名前がマイナーというかよくある名前すぎますね・・・。
この稜線をたどり、今度は那須岳に向かいます。
避難小屋まで戻ってきました。
だいぶ人が増えてます。
こんな大きさの石が飛んでくるんですね。
火山恐るべし。
あの岩が崩れたらどうなるか・・・恐ろしや。
火口に到着。
ここから一周して山頂を目指します。
茶臼岳山頂。
子どもも百名山３つめ・・・かな。
神社にお参りしてお昼しようかと思ったけど風が強すぎてそれどころじゃない。
仕方ないので山頂駅まで降りることにします。
続々と人が上がってきますが・・・。
強風のためロープウェイの登りが中止になったとアナウンス。
ここまではよかったのに。
あっという間に強風とガス。
写真だとわかりにくいけど横殴りの風、推定風速20メートル以上！
風の切れ間で運転見合わせのアナウンスが流れてます。
もし下りに乗れないとまた２時間かけて戻らないといけないので、急いで降ります。
この次の便で運転見合わせ、とのアナウンスの中ぎりぎり間に合いました。
山麓駅ではチケット販売中止。
ということでゴールです。
帰りは麓の鹿の湯に。
結構ワイルドな温泉で、シャワーとかはなし、石鹸シャンプー禁止。
かけ湯と温度別の 浴槽が６つ。
あまり長時間入っていると有毒ガスが危険との掲示・・・。
硫黄の香りも強く、翌日まで体からの硫黄の香りが漂ってきました。
ここの常連さんはどうなっているのだろう・・・。
反省会
今回初めて使ったブルーアイスのイエティ、パッキングをもう少し工夫する必要はあるものの、背負い心地はまずは問題ありませんでした。まあ今日は日帰りなので７kgもないというのもありますけど。
夏場の利用だと、背面がメッシュではないので結構熱がたまるのと、レインカバーがないので別途購入ですね。
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