2日目は清水峠から七ツ小屋山、蓬峠、武能岳、茂倉岳、一ノ倉岳、そしてようやく谷川岳、と進みます。遠いですね・・・。
今日の荷物は前回の尾瀬とほぼ同じです。
寒いのかと思って防寒具を持ってきていましたがまったく役に立たず。
むしろ水5kg、2日目でも2.5kg残しているのが重いです。
次来るときはセイシェル買おう、と決意。
清水峠〜蓬峠
この日は朝からいい天気です!
4:00に目覚ましをかけていましたが、気がつけば4:30。
いそいで食事をすませて、1つしかないトイレの行列をクリアして出発です。
目指す谷川岳方面(のはず)。
あんな遠くまで歩けるのだろうか???
いきなり始まる急登をゆっくりとクリアしていきます。
前日の白毛門の失敗を繰り返さないよう・・・。
少し高度があがると進行方向の稜線が見えてきます。
朝露に濡れた笹の道を進むのでゲイターがあった方が良い道です。
七ツ小屋山から先の道。
蓬ヒュッテは影になって見えないのですが1時間ぐらいの距離。
気持ちの良い景色が続きますが、だんだん暑くなってきます。
HPゲージががしがし減っていくのが自覚できる恐ろしいコース。。。
蓬ヒュッテが見えてきました。
思ったよりも小ぶりですね。
トイレを借りようか悩んだけれどそのまま進むことに。
携帯トイレ用スペースを貸してくれる、とか。
テントスペースは気持ち良さそうなのですが、隣の区画が水浸しでした。
遅い時間になってそちらになるとちょっと。。。
蓬峠〜茂倉岳
さてここからが一番辛い区間です。
蓬峠からは250m登って250m下って、そして400m登る、なんとマゾいコースでしょうか。
エスケープルートで下ることをしばし悩みますが、時間はまだあるので進んでしまいましょう。
まずは武能岳まで250mの登り。
これは思ったよりも辛くはなかった、というか急登なので高度があがるペースが早いのですね。
このあたりから新潟方面から雲がでてきます。
今日歩いて来た道。
まだ半分だけど・・・歩いたなあ。
そして250m下ったら、400mの登りが待ってます。
このコース何が辛いって、道の途中で休憩できるようなところがあまりなく、ひたすら前進することを強いられるんですよね。
ザックを下ろしてゆっくりできるペースもないので、ゼリーなどとにかくすぐにエネルギーになる行動食でつなぐことになります。
偽ピークをクリアすると、ようやく 茂倉岳に到着です。
ここまで来ればあとは谷川岳までの稜線歩きと、天神平への下り道です。
それまでは数人しか会わなかったのに、ここに来て急に人が増えます。
谷川岳からここまで足を伸ばす人、山頂下の避難小屋に泊まる人といるみたいです。
武能岳〜谷川岳〜天神平
雲が晴れるかと待ってみましたが、まったくその気配もないので初日を思い出す辛い光景。
一ノ倉岳の山頂は・・・何やら宴会をしている人たちと、山頂標識にシュラフを干している人と・・・そして漂うアンモニア臭。
あまりに不快なので素通り。
というかこの避難小屋に泊まったのか???
一ノ倉岳からは人も増えてくるので、今までのように自分のペースでは歩けなくなります。
トレランチックなファッション(スタイルではなく)の人、ダウンジャケットを着込む人、ジャージで登ってくる中学生、となんだか自分が違う世界に迷い込んだみたいです。
ガスですねー。
谷川岳はなかなか天気がよくならないと聞きますが。
山頂標識。
視界なし。
というかなぜ標識の周りに座り込む・・・。
天神平か黒戸尾根かを悩んで、安全策で天神平に。
肩の小屋でしばし休憩です。
もう完全に観光地。
下ろうと思った田尻尾根は通行止め、ロープウェイはたぶん行列と小屋で聞きましたが、時間を遅くすれば空いてくるみたいです。
トイレは大渋滞なのでここも諦め。
カロリー補給。
たまにはバッチを買ってみました。
ここからは天神平まで約2時間。
ただし・・・空いていればの話。
人が多くて渋滞だし、混んでいるところを起こしていこうとする人もいて、うーん。
まあ、ここは山ではなく観光地ですね。
ギスギスした2時間の間、後ろのおばさま方の会話にうんざりしながらようやく天神平まで到着。
山小屋で聞いた通りロープウェイが行列なので、スキー場の食堂で休憩して時間つぶし。
まあ、実際行列に並ぶ体力(忍耐力?)が尽きていたのと、そもそもお腹も空きましたしね。
30分時間を潰したら行列もなくなったのでロープウェイで下山し、今回の山行終了です!
反省会
まずは装備のチョイスミス。おそらくあと1kgは減らせたはずで、防寒具も食料も多すぎました。
それから水。
清水峠にある水場をもう少し活用できていらばこれも2kgは減らせた、と。
あとはペース配分の失敗が最後までダメージとして残りました。
うまくいった点
・スマートウールのソックス
クッション性もあるし、汗もかいたけど快適と長時間歩くときはやはりウールでしょうか。
前回の至仏山では途中でソックスを履き替える事になった点はクリアです。
・ザックのフィッティング
カスケード65、だいぶフィットしてきました。
もう一息です。
・マット追加
エバニューのEXPマットUL120+モンベルのULシステムコンフォートマット90の組み合わせで尾てい骨の痛み対策はバッチリ。
かなり熟睡してしまいました。
体力系コースの馬蹄形コースをクリアできたので、だいぶテント山行にも慣れてきました(その慣れの意識が危険でもありますが)。
あとはトラブル、例えば悪天候とかアイテムのトラブルとか、そしてテクニカルなコースのためのスキルをどう取得していくかが今後の課題となってきました。
ひとりだと悩むところですね。
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