百名山の中でも登りやすいコースですが、場所がちょっと不便なところにあります。
なにせ東名から1時間半、60キロほど走ることになります。
標高では下から4つめ(筑波山、開聞岳、伊吹山に継ぐ)1406メートルとお手軽な山です。
ここは花の多いことで人気でしたが時期を外しているのでちょっと寂しかったですかね。
アクセス
ルートは3つ。小田原経由もしくは御殿場から箱根越え、そして三島方面から。
Googleマップは御殿場からの箱根越えを選択していましたが、1度も使ったことのない三島からの道を使ってみます。
新東名の長泉沼津ICから伊豆縦貫自動車道へと入り、下道を経由して伊豆スカイラインへ入ります。
天城山で検索すると西からの登山道になりますが、メインは「天城高原ゴルフコース」にある登山者用駐車場からなので注意が必要ですね。
アプローチ
曇り予報だったのですが、海老名を過ぎたあたりからパラパラと。まあほとんど降っていないのであまり気にせずに。
新東名デビューを果たしましたが、意外と狭いんですね。
新しいので走りやすそうでしたが風強い時は大丈夫なのでしょうか。
伊豆縦貫道をしばらく走り、休憩で道の駅の「伊豆のへそ」に立ち寄ります。
ちょっと不思議なところですね、ここは。
ハワイアンな施設もありますがあまり深く考えずにトイレ休憩のみ。
伊豆はちょこちょこ有料道路があって面倒です。
観光を重視するなら全部フリーでもいい気がしますけどね・・・。
伊豆半島の東側に出たら雨になってきました。
標高があがるにしたがって少しずつ雨脚は強くなりますが、まあ最悪ドライブだけでいいかと前進。
伊豆スカイラインの天城ICからは下道を登って行きます。
しかしスカイラインは高いですねー。
天城高原の駐車場までは上り坂なのでグラプンは2速固定です。
ミニバンの皆様に追い越されながら到着。
SoftBankは既に圏外だったので迷ったらどうしようかと思いましたが、一本道の終点でした。ほ。
ゴルフ場の脇?に駐車場があります。
トイレもあるしかなり広いですが、ベンチがトイレの前しかないので食事とかはちょっと・・・。
シーズンには満車になるようですが、今日は天気も悪いし10台ぐらい。
というか10台もいる、なのかな?
9時過ぎには止む予報でしたが一向にその気配はなく。
仮眠を取ってからどうしようかなーと迷っていましたが、皆さん普通にでかけていきますね。
じゃあ行ってみるかと初のレインウェア上下を装備して出発です。
登山道の入り口。
看板が豪華です。
ここからは2.3キロメートル。
縦走コースだと半日かかりますが、周回だと4時間ちょっとですね。
入ってすぐこんな感じ。
んー、雨のせいか雰囲気がありますね。
周回コースの分岐点です。
左の万二郎岳の方が急と言うことですが、コースガイドの多くは右からまわるような気がします。
今回は道を右に、万三郎岳に向かいます。
これは春の雪とか台風とかの影響なんですかね。
なかなかドラマチックな光景が続きます。
シーズンではありませんが、ところどころ花が咲いています。
冬山では出会えない光景ですね。
雨脚が強いのですべるすべる。
デジカメは防水なのでへっちゃらですが、ザックが少し染みてきました。
今日はコースも短いし雨具も着込んでいるので、中身はスタッフサックに入った食料と防寒具とエマージェンシーの道具のみ。
初めての雨の山道が少し不安でしたが、これなら問題なさそうです。
閉鎖中の道がある分岐点です。
この先はシャクナゲの群生地となっていましたが、既に時期は終わってます。
残念・・・。
分岐点の先は階段です。
ここまではそれほどアップダウンもなかったので、これが結構きつい・・・。
空が広くなってきました。
山頂までもう一息。
山頂です。
狭いです・・・。
見晴らしもないですね。
残念。
まだまだ雨も降っているので、軽く食事をしてすぐ移動。
なんだかもったいない。
「天城山」という山はなくて、このあたりを総称しての名前だそうです。
標高の最高峰としてはこの万三郎岳になります。
涸沢分岐の下にある「×」マークのあるルートで実は間違えました。
東から来ると自然と点線のルートに入ってしまうのです。
道の跡はあるのですが、なんか変だぞ、ということで20分ぐらい無駄にしてしまいました。
さて、万二郎岳に向かいます。
コースの難易度は高くないのですが、事前情報通り結構ワイルドな道です。
展望ポイントは残念ながらまったく視界がありません。
木が多いのであまり気にならないのですが、ちょっと開けると風が吹き込んできますね。
2つ目の目標、万二郎岳に到着。
雨が強くなってきました・・・。
休憩もそこそこに下山します。
ここからは最初の分岐までひたすら下りです。
晴れていたら楽しめそうな道なのですが。
戻ってきました。
車で着替えてさっぱり。
歩いている時はそれほど気にはしていませんでしたが、着替えてみると違いが分かりますね。
帰り道は完全に霧です。
スカイラインで北上して、熱海から小田原に抜けるルートを取ってみました。
反省会
まずは遠いです!天気を見てゆっくりでしたが片道で4時間近く。
歩いているより移動時間の方が長いのでちょっと損した気分。
本当は修善寺あたりで温泉も考えていましたが、帰りが遅くなってしまうので諦め。
それからやはり雨。
暖かい時期だったのでそこまで問題ではなかったのですが、レインハットとレイングローブはやはり必要ですね。
レインハットがないとレインウェアのフードをしているので、ほんと暑くて仕方ないです。
それからグローブ。
以前軽い雨の時は平気でしたが、今回は完全に浸水。
寒い時期だったら凍傷の危険がありました。
あとはザック。
ザックカバーはしていましたが背面からはやはり浸水します。
スタッフサックできちんと防水にしないとだめですね。